Dr.牧野の最新美容情報

ウルセラと痛み対策2

カテゴリー:ウルセラ

前回、ウルセラの痛み対策の御話をさせていただきましたが、ウルセラの痛みはどの程度か?
使用するトランスデューサー(ハンドピース)と部位により異なります。

深さによる痛みの感じ方の違い

ウルセラが、ターゲットとする深さは4.5㎜と3㎜。
この深さは、トランスデューサーにより使い分けを行います。
ウルセラは、エネルギーの加え方が他の治療機器と異なり、1列2.5㎝の間を、点状に1点ずつ移動しながら当てていきます。
また、使用するトランスデューサーにより1列の発数も異なります。3㎜の深さは、1列2.5㎝の間に23発(0.7㎜間隔)。4.5㎜の深さで、1列2.5㎝の間に17発(1.1㎜間隔)。
また、ピークパワーが、深さで異なり、4.5㎜の深さのほうが、より強いパワーが出ます。その差は、3倍近くになります。
深いところは、非常に強いパワーで少し間隔をあけて。浅いところは、弱めのパワーで、細かくというイメージです。
痛みは、4.5㎜の深さで、奥のほうが針でチクチクと刺されている感じ、熱さはほとんど感じません。3㎜の深さは、チクチクとというより、熱さを感じます。
3㎜の方が、4.5㎜の深さのものより、パワーは1/3にもかかわらず、痛みは感じる気がします。これは、皮膚に近いところは痛みを感じやすいこと、3.5㎜のほうが細かく照射しているためと思われます。
また、4.5㎜では、脂肪に当たっても痛みは感じません。そのため、筋膜に正確に当たると、痛みは若干強く感じます。

部位による痛みの感じ方の違い

ウルセラは、深さだけでなく、部位によっても痛みの感じ方が非常に異なります。
頬:チクチク感や熱さは若干感じますが、、痛みはほとんど我慢できる範囲内です。
あご:フェイスラインの骨上が痛みが、若干感じやすい部位ですが、これも我慢できる範囲内です。
あご下:あごの下は、ウルセラの効果が非常に出やすい部位ですが、痛みはかなり感じやすい部位です。
額(おでこ):額も眉の引きあがり効果(ブリーリフト)が出やすく、効果的に分かりやすいので、照射するは御勧めします。しかし、痛みは感じやすく、骨に響く感じと神経当たるとビリと感じやすい部位です。

ただし、これは、あくまで一番強いパワーでのフル照射での御話で、パワーを下げれば痛みは感じなくなります。
しかし、パワーを下げると、熱エネルギーも少なくなり、リフトアップ効果も弱くなり、効果が分かりづらくなります。

点滴麻酔(静脈麻酔)をすれば、顔全体からあご下の広い範囲にフルパワーで照射しても、寝ている間に痛みを感じることなく治療が終了します。たるみのリフトアップ効果も最大限に出ます。この効果は、他の治療機器の中で、断トツ1番の効果と思います。

しかし、点滴麻酔(静脈麻酔)がダメといわれる方は、広い範囲ではなく、範囲を絞って照射するほうがベターと思います。例えば、1回目は頬とあご、しばらくして、あごの下から首というように。

ウルセラは、たるみ治療においては、最も御勧めする治療機器で、これから、徐々に普及してくると思います。
しかし、痛みを伴う治療機器でもありますので、今後、普及してくる間に、痛み対策をしっかりしておかないと、以前のサーマクールのように、痛みが強くてできない出來ないという話が広まって、せっかく受けようと思っている方が躊躇してしまうとイケませんので。
痛み対策は、ありますのでご心配なく。

ウルセラ(ウルセラシステム) 名古屋の『まりもクリニックコラム』一覧はこちら

ウルセラ(ウルセラシステム) 名古屋「まりもクリニック」の治療内容、料金詳細はこちら




お探しの内容を入力してください

全てのキーワードを表示

治療機器のご紹介