Dr.牧野の最新美容情報

今回は、ウルセラのたるみ改善(リフトアップ)が他の治療機器とどのように違うかを述べたいと思います。

フェイスリフトの手術、糸などのフェザーリフトを除き、現在ある顔のたるみ治療機器としては、以下のような物があります。

  • レーザー
  • 光治療
  • 高周波

レーザー治療は、元々、シミや赤みなどの色の改善には非常に効果的です。そのため、レーザーは皮膚の表面的な治療としては効果を発揮しますが、エネルギーが皮膚から深くなるほどエネルギーが減衰していくため、たるみの治療としては、あまり効果がありません。

光治療で、たるみの代表的な治療に「Titan(タイタン)」があります。タイタンは、光の中で近赤外線を使用し、水に反応させて、皮膚の深いところ(真皮)に熱を加えて、たるみを改善します。しかし、光そのものが深くなるほど、エネルギーが弱まり、痛みが少ないのは事実ですが、熱エネルギーも弱いため、たるみの改善効果も弱いという欠点があります。

高周波で、たるみの治療としては、「ポラリス」、「フォトリファーム」、「サーマクール」などがあります。
たるみの治療としては、高周波を用いた治療が現在、主流となってきています。
ポラリスとフォトリファームは、軽度なたるみ改善に効果的で、皮膚の中間層(真皮中層)に効率よく熱を加えます。しかし、それを維持するためには、定期的に(1ヶ月に1回)治療を行う必要があります。
サーマクールは、たるみの代表的な治療で、私も開院以来、6年以上行っております。サーマクールは、皮膚の最も深いところ(真皮深層)に熱を加え、即時的な引き上げと持続性(1年程度)があるのが特徴です。ウルセラが、出るまでは、たるみの治療として、ある程度確立された治療になっています。

これまでの治療機器は、皮膚のたるみが中心でした。
しかし、たるみは、皮膚だけではありません。たるみは、皮膚よりも深い、脂肪や筋膜、筋肉もたるみます。
これまでは、筋膜や筋肉まで届く治療機器がなく、この深さのたるみになると、フェイスリフトと呼ばれる手術や糸のフェザーリフトしかありませんでした。
しかし、ウルセラにより、始めて、この深さまで治療が可能になりました。
そのため、ウルセラの効果は今までの治療機器とはまったく異なります。

皮膚を中心に熱を加えるサーマクールなどは、スキンタイトニングと呼ばれる皮膚の引き締めが中心で、その分かりやすい効果はハリとして実感できます。
ウルセラの筋膜に対する効果は、リフティングと呼ばれるリフトアップで、その分かりやすい効果はひき上がりとして実感できます。
そのため、これからは、皮膚のたるみなのかそれより深い脂肪や筋肉のたるみなのかで選ぶ治療機器の選択枝が異なります。
たるみといっても、どこがたるんでいるかが重要で、これからは、たるみの治療ならサーマクールというわけではなく、より細かい詳細な選択が重要になってきます。

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