ウルセラとサーマクール　顔のたるみに効果があるのはどちら？

顔のたるみの治療とは、どのような変化を言うのかというお話です。

顔のたるみ治療とは、一番重要な効果は、リフトアップ、つまり引き上げるということです。
この効果を出すためには、1回で高い熱を長時間、そして深く加えることが重要です。
現在ある治療機器で、理論上、このような強いエネルギーを加えられるのは、サーマクールのみでした。

他にも、治療機器としては、ポラリス、リファーム、テノール、タイタンなどさまざまな治療機器がありますが、基本的には、加える熱の温度、深さを考えると、私の考えとしては、たるみの治療というより、たるみの予防という意味合いが強いと思います。

ウルセラの登場により、さらに、顔のたるみの治療の選択枝が増えました。

サーマクールをはじめ、今までの治療機器は、全てが皮膚がターゲットでした。基本的には、これ以上、深いたるむには効果がありません。
ウルセラは、今までの治療機器では、届かなかったＳＭＡＳと呼ばれる筋膜や筋肉がターゲットです。

では、サーマクールとウルセラの効果の違いは？

サーマクールは、あくまで皮膚の引き締めによるたるみ改善効果です。その効果は、肌のハリ、肌質の改善として実感できます。この効果は、タイトニングと表現されています。
ウルセラは、筋膜の引き上げによるたるみ改善効果です。その効果は、ひき上がりよる形の変化として実感できます。この効果は、リフティングやリフトアップと表現されています。

それでは、顔のたるみの治療として、どちらが効果があり、どちらを選ぶのか？

たるみを引き上げる、すなわちリフトアップ効果を望むのであれば、間違いなく、ウルセラがベストと思います。
しかし、肌のハリや引き締まりがたるみの効果と思われるならサーマクールということになります。

現在ある治療として、ウルセラとサーマクールの組み合わせが一番ベストなたるみ治療ということになります。
リフトアップ効果も肌のハリや引き締まりも両方得られる最高の治療と思います。
しかし、サーマクールとウルセラを両方同時に行うというのは理想的ですが、料金と治療時間を考えるとなかなか現実的ではありません。
（遠方からいらっしゃる方や予算に余裕のある方は、ぜひ、ウルセラとサーマクールのダブル照射を御勧めします。）

たるみの治療として、どちらが御勧めかといわれれば、美容外科医である私にとっては、やはり、たるみの治療はリフトアップ効果が一番重要と考えますので、ウルセラが御勧めです。

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