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ウルセラの新たな適応「オフフェイス」について

前回の2回目の続きで、ウルセラのオフフェイス(Off Face)について報告させて頂きます。

ウルセラ社の副社長でRandall E Millerより、海外では、顔のたるみ以外の適応「オフフェイス」について報告がありました。
今回のセミナーで、最も関心がある内容なので報告させていただきます。

海外では、ウルセラのボディへのたるみ、シワの治療がスタート

  • デコルテ
  • 二の腕(上腕)
  • ひざ
  • 太もも
  • お尻(殿部)

などのシワ、たるみの治療がスタートしているとの報告がありました。

デコルテに照射すると、バストアップも可能とか。

現状のトランスデューサーでも治療可能ですが、非常に時間がかかります。
しかし、ウルセラの理論からすれば、かなり効果は期待できるかも知れません。

9月に新しいトランスデューサが発売予定?

現在のトランスデューサーは、1個に対して一定の深さしか届きません。
そのため、深さを変えるには、取り外しを行わなくては行けません。何回も取り外しをしていると、かなり時間がかかります。

あくまでも予定だそうですが、今回のトランスデューサーは、1個で2つの深さを同時に照射できるので、広範囲でも時間短縮が可能とか。
しかし、2つの深さを同時に照射すると、結構、痛い気がしますが。

ウルセラで多汗症の治療が可能に。

ウルセラで、ワキの多汗症の治療が海外では始まっているとのことでした。
その効果は、汗の量が70から80%減少するというかなり効果の高い治療のようです。

ウルセラの理論からすれば、汗腺にダメージを与えることは可能です。
また、エコー画像で深さが確認できますので、かなり正確に照射できるとは思います。

以前報告があったワキの多汗症のウルセラの照射マニュアルを確認したことがありますが、従来のトランスデューサーでは、照射数を考えると片脇だけで1時間以上必要になります。
しかし、9月の新しいトランスデューサーが発売されると、半分の時間に短縮されるので、ワキの多汗症の新たな治療として注目されるかもしれません。

ウルセラで、にきび跡の治療?

ウルセラでにきび跡の治療が可能とも報告がありました。
理論的に考えれば、ウルセラは、フラクショナル超音波で、まして、今回、真皮内に照射が可能な1.5㎜が登場したことにより、にきび跡の凹凸の治療も可能ではないかと考えます。
しかし、現時点では、あくまで予測になりますが。

今年度末に、更に新しいトランスデューサーが発売?

この内容もあくまで、予告としての話でしたが、6㎜の深さのトランスデューサーが発売されるとのことでした。
しかし、6㎜の深さは、脂肪層になるので、脂肪破壊と考えれば、痩身の治療?
ウルセラで部分痩せが可能になる?
興味ある話でしたが、はっきりとした内容は教えてもらえませんでした。

まりもクリニックでも、早い段階で、オフフェイスの適応を広げていきたいと思います。
マニュアルと料金が確定した段階で、告知したいと思います。
もう少し先の話ですが。


「マドンナリフト」セミナーに参加。にきび跡、毛穴、若返りの効果について

「マドンナリフト」に参加して その2

マドンナリフトの前に、DEKA社のフラクショナルCO2レーザー「SmartXIDE DOT(スマートサイド・ドット)」のにきび跡、毛穴、リジュベネーション(若返り)の治療法のデモンストレーションを見させていただきましたので報告させて頂きます。

にきび跡(ニキビ痕)

お二人とも、私と同じ形成外科出身のドクターということもあって、皮膚科の先生と異なり、かなりアクティブに治療されていました。
にきび跡の凹みのにフラクショナルCO2レーザーで治療を行う場合、優しく照射しても効果は望めないということで、かなり強めの設定で照射していました。
このレーザーは、にきび跡の瘢痕を治すためには、深く照射しないと効果は望めないと。
効果は深さで決まり、ダウンタイムは密度で決まるというお話でした。

この意見は、私も同感で、ダウンタイムだけを気にしていると、にきび跡の陥凹にはほとんど効果は望めないと思います。
にきび跡の凹みには、フラクショナルレーザーは、パワーを弱く、回数を行なっても、効果はほとんど望めません。
重要なのは、適切な深さと密度です。

治療後の赤みについて

しかし、予測はしていましたが、治療後の赤みはかなり出ます。
また、痛みも。治療後よりは、少し時間がたってから。ステロイド入りの外用剤を塗り、氷やアイスパックをして30分から1時間。
個人的には、鎮痛剤などの痛み止めを飲んでも良いと思いますが。

この赤みがおさまるのに、通常で、3日から1週間。強めに行うと、1~2週間。

治療間隔と回数について

また、治療間隔は、赤みとむくみが落ち着くのに時間がかかるので、通常は1~1ヶ月半に1回。
治療回数は、5回が目安とのこと。

治療後の副作用

治療回数を短く、効果をより出したければ、パワーを強く、密度を細かめにすると良いのですが、治療後に問題となるのは、色素沈着(PIH)です。
色素沈着は、日本人のような東洋人には避けられないリスクで、レーザー系の治療にはつきものです。
ただし、この色素沈着は可能な限り、予防しなければ行けないのは事実ですが、思いもよらず出てしまうことはあります。しかし、出た場合の対処法を知っていれば、問題無いと思います。かなりの、経験は必要ですが。

毛穴

毛穴の開きは、フラクショナルCO2レーザーでも改善はかなり難しいというというお話でした。
これは、私も同感です。
毛穴に関しては、難しいのはフラクショナルレーザーだけではありませんので。

シワ、肌のハリ、たるみなどの若返り

シワに関しては、深いタイプは難しく、小じわには効果があるとのこと。
たるみに関しては、リフトアップというより、やはり肌のハリ、肌質改善が中心の治療と思います。

にきび跡の陥凹には、フラクショナルレーザーの中では、このフラクショナルCO2レーザーが一番効果的と思います。
しかし、赤み、痛み、痂皮はやはり覚悟しとえいたほうが良いかと。
ただし、フラクショナルCO2レーザーは、弱くして、回数を行なっても、効果はほとんど望めないと思っていただいたほうが良いと思います。
にきび跡の陥凹の改善には、皮膚の真皮層(真皮中層から下層)までしっかり穴を開けないと効果は望めません。
また、治療回数は、密に行ったほうが回数は少なくて済みますが、ダウンタイムが長引くことに。

やはりフラクショナルCO2レーザーは、効果とダウンタイムのバランスを取るには、かなり難しい治療と一つです。
私は、このような激しい治療が大好きなのですが、患者様が望まれるかどうか・・・

プロフィール

まりもクリニック院長 牧野良彦
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まりもクリニック

院長

牧野良彦

名古屋の美容外科、美容整形、美容皮膚科のクリニック。院長の牧野良彦です。美容のお悩み、ご相談あれば、いつでも連絡ください。クリニックでは、美容外科手術全般、美容皮膚科では、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入、PRPなどさまざまな治療を行っています。また、ウルセラ、サーマクール、フォトフェイシャル、レーザーなど様々な治療機器を揃えています。

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