本日、ウルセラシステムのハンズオンセミナーに参加してきました。

本日、東京にて、第4回目のウルセラハンズオンセミナーに参加してきました。

2年前に、ウルセラを導入時に、第1回目に参加して以来になりますので、久しぶりの参加になります。

今回の参加の目的は、

  1. ウルセラ1.5㎜が今年の4月に新発売されて、海外での治験のデータも集まり、再度、結果および照射マニュアルの確認
  2. ウルセラの顔以外の適応(多汗症、ボディの適応拡大)
  3. 他のドクターの照射方法の確認

演題のテーマ及び演者のドクターです。

1.William Matthew White,MD

このドクターは、ウルセラの開発、発売当初より、かなり長い間、ウルセラの治療に携わっているドクターの一人です。ウルセラの論文もいろいろ発表されています。1.5㎜の照射方法についても詳細な話を聞かせていただきました。

2.Randall E Miller.PhD

ウルセラ社の副社長で、今回、「ウルセラシステムの新治療エリア(オフフェイス)の拡大」につきいろいろお話を聞かせていただきました。
海外では、新治療エリアとして、ボディーのデコルテ、二の腕、ひざ、太もも。
さらに、ワキの多汗症、AcneScar(にきび跡の陥凹)にも治療拡大が広がっているようでした。

3.昭和大学医学部形成外科 准教授 加王文祥先生

加王先生は、現在、昭和大学豊洲クリニックの美容外科・形成外科の准教授で、今回、ウルセラの「トリプルレイヤートリートメント」の聞かせていただき、ハンズオンではデモも見学させていただきました。

詳細な内容については、後日、報告させて頂きます。
今回のセミナーの内容については、今後、ウルセラの治療を行う上で、非常に有意義な会になりました。

追伸
加王先生には、懇親会で、ウルセラの色々なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。

ウルセラ1.5㎜の頬、ほうれい線のたるみ・シワの治療効果

今回は、ウルセラ1.5㎜の頬・ほうれい線のたるみ、シワの治療効果の報告です。

ウルセラ1.5㎜開始後、2ヶ月が経過しました。まだ、フォロー期間が短いですが、かなり良い結果が出ていますので報告したいと思います。

ウルセラ1.5㎜のダウンタイム(赤み、腫れ)

前回の内容と同様に、トランシュデューサーが浮いていなければ、ダウンタイムはほとんどありません。
照射直後、数分して、赤い線と、場合によっては、少し、浮腫状の線が出ますが、浮いていなければ、数十分から1時間程度でほとんど消失します。
特に、頬の内側(ほうれい線と口元の外側)は浮きやすいので、エコー画像をしっかり確認して、浮いていないことを確認しかなり慎重に照射を。(頬の内側が浮かないようにするにはかなりのコツがいりますが)

ウルセラ1.5㎜の照射時の痛み

ウルセラ1.5㎜は、麻酔クリームにて痛みをおさえることが可能です。
リフトアップのウルセラ4.5㎜と3㎜は、筋膜(SMAS)をターゲットとしているので、麻酔クリームはあまり効果がありません。
1.5㎜はどうかといえば、やはり麻酔のクリームで半分程度でしょうか。1.5㎜単独であれば、頬全体は十分、麻酔のクリームで治療可能です。
しかし、リフトアップの4.5㎜と3㎜とウルセラ1.5㎜を併用する場合は、やはり点滴麻酔がお勧めです。

頬、ほうれい線の効果は?

まずは、皆さんが知りたいのは、ウルセラ1.5㎜で何が変わるのかということですよね。

まずは、ウルセラ1.5㎜単独での治療効果ですが、ずばり、肌のハリ感、引き締まり感です。
ただし、頬からフェイスライン(ほうれい線と口元外側から耳前部)にかなり広範囲に照射し、発数をかなり加えた場合ですが。
ウルセラ1.5㎜は、浮かないように、かつ、たくさんの発数を加えなければいけないので、治療をするドクターはかなり大変です。

リフトアップの4.5㎜と3㎜が引き上がり感なので、この効果の実感は全く異なります。
たかが、1㎜の差で、何がそんなに変わるかのかとおもわれるかもしれませんが、全く異なる治療効果、実感です。(実際にしていただければわかりますが)

ウルセラ1.5㎜単独で、ほうれい線のシワがなくなるわけではありませんが、頬にハリが出ますので、シワにはある程度は効果があります。
特に、照射直後のピーンと張った感じ。これは、かなり実感としても満足ができます。

従来のウルセラ4.5㎜と3㎜にウルセラ1.5㎜を併用することにより、頬のリフトアップ効果がさらにアップ

従来のウルセラ4.5㎜と3㎜はリフトアップが中心で、そのリフトアップ効果は、他の治療機器と比較しても、全く別格の治療効果です。
しかし、その深さ故、皮膚に対する熱エネルギーが乏しいということもありました。(そのため、ウルセラにサーマクールを併用する場合も)
ウルセラ1.5㎜が加わり、4.5㎜と3㎜に1.5㎜を併用することにより、頬のリフトアップ効果がさらに増したという印象です。
また、ほうれい線のシワ、口元のマリオネットラインにも、より浅くなるという印象です。(ほうれい線のシワは、なくなるわけではありませんが)
やはり、ウルセラは、2層で引き上げるより、3層で引き上げるほうが、間違いなく効果的です。

しかし、ここまで効果を出すには、ただ単に照射するだけでは難しくなります。
照射数、照射範囲、照射する方向などかなりこだわりが必要になります。
ウルセラ1.5㎜は、治療時間がかなりかかり、浮かないように気をつけなければいけないので、施術しているドクターもかなり大変です。
しかし、こだわりを持って当てていただければ、ダウンタイムのないたるみの治療としては、別格な効果を出せる唯一の治療機器と思います。


ウルセラ1.5㎜の額(おでこ)のシワの治療効果

今回は、ウルセラ1.5㎜の額(おでこ)のシワに対する効果の報告です。

ウルセラ1.5㎜開始後、2ヶ月が経過しました。まだ、フォロー期間が短いですが、かなり良い結果が出ていますので報告したいと思います。

ウルセラ1.5㎜のダウンタイム(赤み、腫れ)

この内容は、前回の目尻の内容と同様です。
まず、確実に言えることは、トランシュデューサーが浮いていなければ、ダウンタイムはほとんどありません。
照射直後、数分して、赤い線と、場合によっては、少し、浮腫状の線が出ますが、浮いていなければ、数十分から1時間程度でほとんど消失します。
特に、額の外側は、浮きやすいので、無理をしないでナロータイプのトランスデューサーを使用して。

ウルセラ1.5㎜の照射時の痛み

ウルセラ1.5㎜は、麻酔クリームにて痛みをおさえることが可能です。
額のリフトアップ(正確には眉のリフトアップでブローリフト)のウルセラ3㎜は、筋膜(SMAS)をターゲットとしているので、麻酔クリームはあまり効果がありません。特に、額に関しては、リフトアップの3㎜の深さには麻酔のクリームはほとんど効果はありません。
1.5㎜はどうかといえば、やはり麻酔のクリームで半分程度でしょうか。それでも、他の部位に比べれはやはり痛いと思います。

額(おでこ)のシワの効果

額のシワは、基本的に表情シワです。特に、眉を上げる癖でシワができます。
これに、老化が加わり、シワが深くなっていきます。
額のシワは、治療機器単独では、治療が難しい部位です。
ウルセラ1.5㎜単独でも、シワを無くすのは、やはり、かなり困難です。

しかし、ウルセラ1.5㎜単独で、シワがなくなるわけではありませんが、額にハリが出ますので、小じわにはある程度は効果があります。
特に、照射直後のピーンと張った感じ。これは、かなり実感としても満足ができます。

額のシワは、基本は、ボトックス注射ですが、、、

額のシワは、表情シワなので、ボトックスが第一選択です。深い場合は、ヒアルロン酸などを併用しますが。
しかし、額のシワは、ボトックスを効かせすぎると、眉が下がり、目付きが悪くなったり、表情が乏しくなりやすい部位です。
そのため、額のシワのボトックスは、額の広さ、シワの位置で打ち方(打つ量と範囲)を変える必要があります。
額のシワは、ボトックス注射で、完全になくすことは、難しいことではありませんが、あえて、眉の動きを残しながら、シワを目立たなくすることは、かなり難しい技術が必要になります。

そこで考えたのが、額のシワに、ウルセラとボトックスのコンビネーション治療

なら、ウルセラでリフトアップ(眉のリフトアップすなわちブローリフト)し、下がらないように予防をしておいて、額にボトックス注射をすれば、よりリスクの少ない最良の治療が可能ではないかと。
現時点で、このコンビネーション治療を少しずつ進めていますんで、詳細な効果に関しては、ある程度、症例を行った時点で報告したいと思います。

当然ですが、すべての方に、このコンビネーション治療を行う必要があるわけではありません。
今、このコンビネーション治療の適応は、額の狭い方、額のシワが下(眉の上)に集中している方、また、以前にボトックス注射で、眉が下がったり、額が重くなった方などが対象になるのではないかと考えています。

従来のウルセラ3㎜とウルセラ1.5㎜を併用することにより、額のリフトアップ(ブローリフト)効果がさらにアップ

額の場合、ウルセラ4.5㎜は、ほとんど骨に当たるので、照射できません。(治療をしているドクターしかわからない話ですが)
そのため、従来は、額のリフトアップは、ウルセラ3㎜単独で治療をしていました。
しかし、ウルセラ1.5㎜が加わり、3㎜と1.5㎜を併用することにより、リフトアップ効果がさらに増したという印象です。
正確に言うと、額のシワと言うよりは、より目元がキリッとする印象です。
やはり、ウルセラは、1層で引き上げるより、2層で引き上げるほうが、間違いなく効果的ですので。

しかし、ここまで効果を出すには、ただ単に照射するだけでは難しくなります。
照射数、照射範囲、照射する方向などかなりこだわりが必要になります。
施術しているドクターもかなり大変ですが、こだわりを持って当てていただければと思います。


ウルセラ1.5㎜の目尻のシワの治療効果について

今回は、ウルセラ1.5㎜の目尻のシワに対する効果の報告です。

ウルセラ1.5㎜開始後、2ヶ月が経過しました。まだ、フォロー期間が短いですが、かなり良い結果が出ていますので報告したいと思います。

ウルセラ1.5㎜のダウンタイム(赤み、腫れ)

まず、確実に言えることは、トランシュデューサーが浮いていなければ、ダウンタイムはほとんどありません。
目尻の皮膚は、目の下の皮膚と同様にかなり薄いので、浮かないように慎重に照射を。
照射後、数分して、赤い線と、場合によっては、少し、浮腫状の線が出ますが、浮いていなければ、数十分から1時間程度でほとんど消失します。

ウルセラ1.5㎜の照射時の痛み

ウルセラ1.5㎜は、麻酔クリームにて痛みをおさえることが可能です。
リフトアップのウルセラ4.5㎜+3㎜は、筋膜(SMAS)をターゲットのしているので、麻酔クリームはほとんど効果がありません。

では、ウルセラ1.5㎜は、麻酔のクリームでどの程度、痛みが和らぐのか。
ズバリ、半分と思っていただければと思います。
ですので、ウルセラ1.5㎜は、ポイント照射であれば、麻酔クリームで十分に施術可能です。しかし、照射範囲が広い場合、ウルセラ1.5㎜は、痛みが強い方は、麻酔クリームで十分に可能ですが、痛みに弱い方は、やはり点滴麻酔がお勧めです。

目尻のシワの効果は?

目尻のシワは、「カラスの足跡」と呼ばれ、基本的には表情シワなので、ウルセラ1.5㎜単独でシワを完全に無くすのは困難です。(これは、他の治療機器でも困難ですが)
基本は、目尻のシワは、フィラーと呼ばれる注射剤が中心になります。

まりもクリニックでは、目尻のシワに対して、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入、PRPなど様々な治療を行なっております。

この中で、目尻のシワは、基本的に、ボツリヌス毒素(ボトックス注射)が第一候補と思います。

しかし、ウルセラ1.5㎜単独で、シワが完全になくなるわけではありませんが、目尻のシワにはかなり効果があります。
特に、照射直後のピーンと張った感じ。これは、かなり実感としても満足ができます。
また、ボトックス注射で取りきれないシワに関しても、併用するとより効果的というのが実感です。

ウルセラ1.5㎜の効果のピークは?

ウルセラ1.5㎜は、熱エネルギーが浅いところに(真皮中層~下層)作用するので、従来のリフトアップのウルセラ(4.5㎜+3㎜)より、効果が早く現れます。
治療直後でも効果の実感はできます。
1週間から2週間で、第2弾の効果が現れ、1から1.5ヶ月でピークに達する感じです。
但し、かなり照射のコツと発数が必要になりますが。

目尻に対するウルセラ1.5㎜とウルセラ4.5㎜あるいは3㎜の効果の違いに関して

従来のウルセラのリフトアップで4.5㎜と3㎜は、こめかみに照射し、筋膜を引き上げます。
そのため、その効果は、目尻の引き上げが中心で、実感としては、目尻がキリッとする感じです。従来のリフトアップのみでは、目尻のシワの改善効果は、少し効果が弱いという印象でした。
しかし、ウルセラ1.5㎜により、目尻のシワに直接照射が可能になりましたので、リフトアップだけでなく、シワの改善も可能になりました。
目尻のリフトアップ+シワの改善でより、満足感の高い治療が可能に。(単独での治療でも、照射の仕方で、十分に効果も出ますが)

ウルセラ1.5㎜の持続期間は、2ヶ月なので、まだ断定的なことは言えませんが、経験上は、6ヶ月ぐらいはいけるかなという院長です。(ただし、パワーを下げず、照射数を多めにという前提ですが)


ウルセラ1.5㎜の目元のシワ、たるみの照射法と照射法と照射数

前回、ウルセラ1.5㎜の目の下のシワ、たるみ、クマの改善効果について報告しました。→詳細はこちら

今回は、ウルセラ1.5㎜の目尻のシワ、まぶたのたるみ、おでこのシワに対する照射法です。

目尻のシワ、おでこのシワに対するウルセラ1.5㎜の照射法と照射数


ウルセラ1.5㎜照射マニュアル

左が、ウルセラ社の照射マニュアルです。
予想ですが、このマニュアルは、リフトアップの4.5㎜+3㎜を併用する場合の照射法ではないかと。
しかし、ウルセラ1.5㎜は、焦点式超音波の1点の熱エネルギーがかなり小さいので、この発数ではかなり効果が弱いというのが実感です。


目尻のシワの照射法と照射発数


目尻は、ウルセラ1.5㎜のナロータイプのみで良いと思います。
というより、スタンダードタイプを使用すると、こめかみのあたりが浮いてしまし、浮腫(腫れ)と伴う赤い線が、長い間残ります。
照射法は、目尻のシワの方向にそって、放射状に照射。その後、目尻のシワに直角方向に重ねうちします。目尻の際まで照射しても、浮いていなければ問題ありません。
トランスデューサーの照射間隔は1㎜で。(とは言っても、実際は2㎜程度の間隔になってしまいますが。可能な限り細かくということです)
そうすると、やはり表示してある発数の倍が必要になります。目標は、片側で25~30発がベストかと。

おでこのシワの照射法と照射発数

額のシワは、ウルセラ1.5㎜のスタンダードとナロータイプを組み合わせます。
額の中央はスタンダードタイプ、額の外側は狭い方は無理をしないでナロータイプを。額の外側は、スタンダードで無理をして当てようとすると、トランスデューサーが浮いてしまし、浮腫(腫れ)を伴う赤い線が、長い間残ります。
照射法は、額のシワに直角するように、縦方向に照射。照射範囲は、額の中央から外側まですべて。
特に、額の外側は、眉の外側を超えて、髪の毛の生え際ギリギリまで。
ウルセラ1.5㎜の深さでは、神経には当たらないので心配ないと思います。というより、現時点ではまったく問題ありません。
トランスデューサーの間隔は1㎜間隔で。(とは言っても、実際は2㎜程度の間隔になってしまいますが。可能な限り細かくということです)
そうすると、やはり表示してある発数の倍が必要になります。目標は、片側で25~30発がベストかと

まぶた(上まぶた)の照射について

まぶたへのウルセラ1.5㎜の照射は、いろいろ工夫しています。
現時点で照射ができるのは、眉の下の外側のみ(上まぶたの上外側)かと思います。
まぶた全体の照射は、やはり不可能かと。(ナロータイプで照射の幅を狭くして当てようとしましたが、やはり無理が)
というのは、ウルセラ1.5㎜は浮かないように、相当押さえつけて照射しないといけませんので、やはり、眼球の真上は強く押さえつけることはできません。
しかし、眉の下外側(上まぶたの上外側)のみでも、まぶたが上がった効果がある程度は出ますので、やはり全体でなくても照射は行ったほうがベストと思います。
照射数は、片側で10~15発。

ウルセラ1.5㎜の照射法のポイント

  • かなり強めに押さえて、トランスデューサーが浮かないように。(エコー画像を1発ずつよく確認を)
  • 浮いている場合は、無理をして当てないように。ずらして浮いていない場所を探して。(やはり、エコー画像をしっかり確認)
  • かなりゆっくり、細かく照射を。

ウルセラ1.5は照射直後、赤い線と浮腫が出ますが、浮いていなければ、数十分でおさまります。
また、赤みも数時間ですぐにおさまります。(早い方は、数十分)
また、ほとんど浮いていないように照射しないといけないので、少しでも浮いている場合は、無理をして当てないようにしてください。

ウルセラ1.5㎜は、浮いていなければ、ほとんどダウンタイムがありません。
かなり細かく照射すれば、効果は抜群です。
ただし、パワーは下げないように、フルパワーで。
しかし、かなり慎重に当ててください。ですので、ウルセラ1.5㎜は照射にかなり時間がかかります。

ウルセラ1.5㎜の目尻のシワ、まぶたのたるみ、おでこのシワに対する効果は、後日、報告します。


プロフィール

まりもクリニック院長 牧野良彦
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まりもクリニック

院長

牧野良彦

名古屋の美容外科、美容整形、美容皮膚科のクリニック。院長の牧野良彦です。美容のお悩み、ご相談あれば、いつでも連絡ください。クリニックでは、美容外科手術全般、美容皮膚科では、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入、PRPなどさまざまな治療を行っています。また、ウルセラ、サーマクール、フォトフェイシャル、レーザーなど様々な治療機器を揃えています。

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