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ウルセラで行う点滴麻酔ついて。

今回は、ウルセラで点滴麻酔を行う目的と安全性に関して述べたいと思います。

そもそも、点滴麻酔とは?

点滴麻酔は全身麻酔ではありません。
全身麻酔とは、喉にチューブを入れて、人工呼吸器につなげて行うものです。通常は、入院して、大きな手術の時に行います。
点滴麻酔とは、別名、静脈麻酔とも呼ばれていますが、手から点滴を入れて、その横から麻酔薬(鎮静薬が中心)を入れて行う麻酔です。
最近では、内科で行う内視鏡(胃や大腸)の検査でも、この点滴麻酔が積極的に行われています。

ウルセラの点滴麻酔を行う目的

  • 緊張感をほぐす
  • 痛みの軽減・消失
  • 時間的感覚の消失

緊張感をほぐすとは

緊張していれば、痛みに敏感になります。痛みも強く感じます。
点滴麻酔で、完全に寝なくても、うとうとするだけで、痛みは和らぎます。
希望であれば、完全に寝た状態で行うことも可能です。

痛みの軽減・消失

ウルセラの痛みを軽減する方法は、パワーを下げるか、点滴麻酔しかないことを前回、お話をさせて頂きました。
痛みを軽減しなければ、いけない目的にはもうひとつあります。
これは、ウルセラの治療は、1回で一生持つわけではないということです。
そのため、適期的に行うことを考えれば、痛みを出来るだけ感じないようにしておかないと、もう2度としないということになります。
幾ら良い治療でも、痛いから我慢しなさいという時代ではないかと。

時間的感覚の消失

通常、ウルセラの治療をまともに行えば、1時間程度かかります。(施術範囲によりますが)
1時間の治療で、痛みを我慢して行うと、通常、2から3時間以上していた感覚になります。痛い治療は、終わることしか考えていませんので、その分、時間が長く感じます。
点滴麻酔を行えば、完全に寝なくても、時間的な感覚がなくなり、数分で終わった感覚でスミます。

点滴麻酔の安全性

ウルセラの場合、点滴麻酔を安全に行うには種々の条件が必要です。

  • 麻酔は深すぎず、浅すぎず
  • 鎮痛薬は使用しない
  • 点滴麻酔の使用経験

麻酔は深すぎず、浅すぎず

これは、どういう意味かといえば、深すぎる静脈麻酔はリスクが高くなります。
しかし、浅すぎると痛みがしっかり残ってしまうということになります。
また、麻酔の効き方は、かなり個人差があります。
麻酔は、深すぎず、浅すぎないことが重要で、これはほとんど、麻酔をするドクターの経験だと思います。

鎮痛薬は使用しない

点滴麻酔の時は、鎮静薬は使用しますが鎮痛薬は使用しません。
鎮痛薬を使用すると半分以上の方で、麻酔後に吐き気、嘔吐が出るからです。
鎮静薬で痛みは抑えられるのと思うかもしれませんが、痛みは感じていても痛みを覚えていなければいいだけです。
ウルセラは、鎮静薬で、痛み記憶を飛ばすだけで、十分です。

点滴麻酔の使用経験

点滴麻酔は、かなり経験を要します。麻酔のかかり方にも個人差はかなりあります。
私の場合は、ウルセラだけでなく、開院当初より、様々な治療で点滴麻酔を行っています。

点滴麻酔をお勧めしている治療
・サーマクール
・糸によるリフトアップ
・広範囲のヒアルロン酸注入
・美容整形手術全般

こんな治療でも、点滴麻酔は必要なのと思われるかもしれませんが、私の場合、痛みを我慢しながら、緊張をしているのを見ながら施術をするのにストレスを感じますので、積極的にお勧めしています。

なぜ、他のクリニックでは点滴麻酔をしていない?

よく聞かれるのですが、これは、経験と慣れの問題です。
もし、ウルセラが痛くないといったクリニックがあれば、これは嘘になります。
現時点で、痛みを和らげるには、パワーを下げるか照射数を少なくするしかありませんので。

点滴麻酔で、手を抜くようなこともありませんのでご心配なく。一番効果の出るウルセラを、なおかつ、痛くないように。

点滴麻酔は、あくまで強制しているわけではありませんのでご心配なく。
あくまで、ご本人様の選択です。

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