Dr.牧野の最新美容情報

以前、御話をさせていただいたように、サーマクールCPTは、痛み、熱さをほとんど感じなくなった分、効果がやや落ちてしまったことに非常に残念に感じました。
サーマクールのサーメイジ社の方向性としては、まずは、痛みの軽減の方向性に向かいすぎて、誰でも気軽にサーマクールを受けれるようになったのは事実です。顔のたるみの治療として、その効果はかなり落ちてしまったと思います。

サーマクールCPTは、たるみの治療というより、たるみの予防という意味合いが強くなった感じがします。

たるみの治療は、加える熱エネルギーで決まり、そのときにどれだけ強い熱エネルギーを加えることができるかが重要です。また、たるみの治療は、リフトすなわち引きあがることが一番重要と考えております。
たるみの治療は、弱いパワーで回数を増やせば、たるみがひきあがるわけではありません。予防にはなりますが。

そのため、サーマクールは従来のチップを使用し、我慢できる範囲内での痛み、熱さを感じながら照射をしていく以前の当て方が一番効果的だと思っております。
しかし、サーマクールは皮膚の引き締めが中心で、効果を出そうとしてパワーを必要以上にあげすぎると、皮膚がやけどを起こしたり、腫れが強く出すぎる可能性があります。
かといって、弱すぎると、思ったような効果が出ない場合もあります。

サーマクールを6年間使ってきた経験では、パワーの調節は非常に重要ということを経験してまいりました。
サーマクールは、本当に効果を出そうとすると、かなりぎりぎりのパワーで当てないと効果が出にくいコトもわかりました。

サーマクールは、現在あるたるみの治療機としては、一番効果的だということは理解しておりましたが、これ以上効果を出そうとするとどのようにすれば良いかということも考えながら治療を続けてきました。
パワーはかなりぎりぎりの状態であてているので、もうこれ以上あげることができない。また、サーマクールは皮膚には効率よく熱を加えることができますが、これ以上深いところに熱は届きません。

顔のたるみとは、いったいどこがたるんでいると思いますか?
当然ですが、たるんでいるのは皮膚だけではありません。
たるむのは、皮膚以外にも、脂肪、筋膜、筋肉もたるみます。

たるみの治療は、これら全てを引き上げることが重要ですが、現実は、これらを全て引き上げるにはフェイスリフトと呼ばれる手術しかありません。しかし、サーマクールの治療を選ばれる患者様のほとんどは、フェイスリフトなどの大きな手術をしたくないので選ばれる方がほとんどです。

ここ数年間は、新しい原理の治療機器はほとんど出ておりませんでした。名前は新しくなっても原理はほとんど同じで、マイナーバージョン程度でした。
しかし、昨年末にウルセラというまったく新しい原理で、サーマクールより深く熱が加えることができるたるみの治療器を知り、非常に興味を持ちました。

次回は、ウルセラの特徴、原理を述べたいと思います。

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