Dr.牧野の最新美容情報

昨年、2009年の11月にサーマクールの第三世代、サーマクールCPTのデモンストレーションを当院で行いました。
まだ、その頃は、サーマクールCPTが日本に入ったばかりでした。

サーマクールCPTの効果の特徴

  1. サーマクールCPT専用のチップの開発:均一な熱分布で効果的に加熱
  2. 高周波のパルス照射とパルス冷却:痛みの軽減
  3. バイブレーション機能:痛みの緩和

専門的な言葉を並べてもわかりにくいですので、端的にいえば、
サーマクールCPTは、痛みが非常に少なくなって、同等の効果があるといことが一番の売りということで、早速、デモンストレーション用のサーマクールCPTを借りて、治療をしてみました。
その感想は、非常に意外なものでした。
確かに痛くない。熱くもないし、痛みもほとんど感じない。
以前のサーマクールに比べて、CPTはまったく別物のような感じでした。
本当にこれで効果があるのだろうか?と疑問に感じました。
サーマクールを6年間治療を行っている私にとっても疑問でした。同じ効果であれば、痛みがない方が良いに決まっていますので。

しかし、その効果は、かなり期待はずれでした。というのは、サーマクールCPTを顔半分のみ当てて試て、当てていないほうと比較してみました。
1週間後、あまり変わりがない。1ヵ月後、あまり変わりがない。3ヵ月後、あまり変わりがない。
ただし、肌質やハリが出たのはわかりました。
しかし、サーマクールCPTは、果たして、顔のたるみに効果があるのか?ということでした。

サーマクールCPTは、痛みは少なくなっています(ほとんど痛みを感じませんが)が、以前のサーマクールと同等かといえば、やはり効果はかなり落ちている感じがします。
では、なぜサーマクールCPTの効果が落ちてしまったのでしょうか。その理由は、以下のように考えます。

  1. 基本的に熱エネルギーが少なすぎる。やはり、顔のたるみに効果を出そうとすると、強いエネルギーを加える必要があります。
  2. 従来のサーマクールは、熱さや痛みを基準にして、パワーを調節していました。しかし、サーマクールCPTは、一定のパワーを当てるだけ。というのは、以前のサーマクールと同じように痛みや熱さを基準に当てると、CPTはやけどを起こすリスクが高くなるからです。

というわけで、サーマクールCPTの導入を断念しました。
痛みがなく、同等の効果であればすぐに導入しようと思ったのですが・・・。
サーマクールを始めて、6年間の経験で、サーマクールは、従来の当て方、つまり、痛みや熱さを基準にして当てるのが一番効果的と思います。当然ですが、熱さや痛みは我慢できる範囲内で。
サーマクールは、顔のたるみの治療として、ある程度確立された治療と思います。
しかし、これ以上、効果を出そうとするとそろそろ限界が出てきました。
そこで、知ったのがウルセラ(ウルセラシステム)です。
ウルセラは、今までの理論とまったく別物で、最先端のたるみ治療です。
次回は、ウルセラの理論、効果について述べたいと思います。
サーマクールCPTの効果は、あくまで、私が行ってきたサーマクールとの比較で、私の個人的な意見です。

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